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2016年3月22日火曜日

サンゴ礁ウィーク2016の記事まとめ

サンゴ礁ウィーク2016では、日本サンゴ礁学会 若手の会主催で一般向けのイベントを実施し、無事に終了することができました。






今回ののイベント実施にあたり、複数回にわたって準備の様子や実行にあたった若手の会有志ら、イベント当日の様子を本ブログにて紹介してきました。

ということで、今回更新した記事を下記にまとめてみました。

▼ 沖縄のサンゴ礁研究最前線 ~安心してください、ボクたちがいます~(サンゴ礁ウィーク2016)

イベントの概要をまとめてあります。また、今回のイベントを企画・運営したメンバーや当日の研究紹介や交流会に参加してくれた協力者についても記事末尾に追記しました。



今回展示用のサンゴをお借りした瀬底実験所での様子。また、会場下見も同日に行いました。


▼ 【サンゴ礁ウィーク2016】今日はサン(3)ゴ(5)の日♪( ´▽`)

当日に会場で子どもたちに配布していたサンゴ礁の生き物名札の制作の様子。


【サンゴ礁ウィーク2016】特別企画「生き物の名付け親?」

最近スナギンチャクの新種を記載したばかりのメンバーが、生き物に名前がつくまでの流れを紹介した展示コーナーに使う写真撮影の際に失敗した写真をご紹介。楽しそうですね(*´∀`*)


【サンゴ礁ウィーク2016】とにかく明るいメンバーの紹介・磯歩き( ´ ▽ ` )ノ

運営メンバーを紹介しつつ、浦添にあるかーみーじーの海に展示用の生き物を採集しにいった時の様子もご紹介。このときの磯歩きはとても寒かったです・・・。



開始直後の更新!会場までの案内や会場内の様子をご紹介しています。



イベント1日目の様子をご紹介。


【サンゴ礁ウィーク2016】2日目のようす( ´ ▽ ` )ノ

イベント2日目の様子をご紹介。


▼今回のの企画・実施者
<実行委員>
〔琉球大学〕水山 克・仲栄真 礁・喜瀬 浩輝・大野 良和・河村 伊織・池内 絵里

<ポスター発表者>
〔琉球大学〕和泉 遼太郎・魚住 亮輔・大浦 一平・川端 潮音・櫛田 優花・久保村 俊己・國島 大河・堺 亮輔、〔沖縄高専〕小島 まり、〔OIST〕中島 祐一

<協力者>
〔琉球大学〕坂井 真矢・高岡 千早・矢作 卓也、〔OIST〕荒武 里衣・河合 恵里奈、
〔東京大学〕前田 歩、〔東京農工大学〕小島 香菜



以上となります。今回のイベントについては日本サンゴ礁学会ニュースレターにも実施報告記事が掲載される予定です。ニュースレターが発刊されたらそちらもぜひご覧ください。

改めまして、今回ご協力いただいた全ての方にお礼申し上げます。来年もどうぞお楽しみに!

2015年10月8日木曜日

「サンゴ礁学会若手の会×東急ハンズ」サイエンスカフェ企画報告その2


10月5日、サンゴ礁学会若手の会主催、サイエンスカフェ第2「サンゴ礁生態系の不思議~大量発生するオニヒトデの謎」を渋谷の東急ハンズで行いました。この企画はサンゴ礁学会若手の会と東急ハンズのコラボレーションで行っているもので、科学に興味のある一般社会人向けのトークショーです。
渋谷の東急ハンズの7階のフロアのハンズカフェは木材を基調としたおちついたインテリアで、周囲には恐竜の骨やNASAの宇宙食、薬品ボトルのようなものなど、時に研究室でも使うような様々な科学関連用品が売られているユニークな空間で、一般のお客さんも自由に出入りする場所です。

今回は事前予約ありで当日参加OK、定員12名のところ、前日までに予約が10名、当日予約と飛び入り参加を含めて合計16名の方に参加いただきました。実はそのうちの半数は講演者の友人・知人だったのですが、普段研究や専門の話をしていなかったため、みな興味を持ってサンゴ礁生態系やオニヒトデの話を聞いてくださいました。





トークショーのはじめに自己紹介の代わりに自分の研究室の紹介を行い、その後サンゴ礁生態系やサンゴそのものについてお話をし、後半でオニヒトデの大量発生の話や自分自身が取り組んできた研究の紹介なども行いました。話の内容は研究の詳細というよりはもっと一般的なサンゴ礁生態系やオニヒトデに関する内容や、研究して海に出るときにはどんな風に調査を行っているのか、いままで研究で訪れてみてきたサンゴ礁に関わる風景の写真などをふんだんに使って、サンゴ礁研究をよりリアルに感じてもらう工夫をしました。

少し話すペースが速かったためか、メモ帳などを準備されていたお客さんも結局最後までメモを取る暇なく話を聞いてくださいました。こじんまりとした円形のテーブルの周りに参加者が座り、スクリーン近くで講演者がしゃべるというスタイルであったため、お互いが知らないもの同士である参加者の方も話の途中で質問をしてくださったりして、大変有意義な時間をすごすことができました。今回は学会発表などと同じようにPPTを用いてトークショーを行いましたが、12人という限られた定員のため、もっと標本を持ち出したりプリントを配ったりと工夫の余地はあったと感じました。

いただいたアンケートの中にもこのような企画を是非もっとやってほしいという意見がありましたので、われこそは、と思う若手の方は是非第3回ハンズカフェの講師をやってみてください!!とてもよい経験になりました。

安田仁奈(宮崎大学)

2015年4月7日火曜日

日本サンゴ礁学会誌 若手特集号が公開

日本サンゴ礁学会が発行している日本サンゴ礁学会誌の若手特集セクションが公開されているのでご紹介いたします。実は昨年2014年9月に公開されていましたが、このブログで紹介するのをすっかり忘れていました。


日本サンゴ礁学会誌16巻の特集セクションとして、若手の会メンバーらによる総説等の特集となります(総説は査読付き。緒言、解説、展望は査読なし)。これは若手の会設立に伴った特集号で、若手メンバーの近年の研究をまとめた総説だけでなく、若手の会設立の経緯や学会員向けに行った教育活動に関するアンケート調査の結果なども掲載されています。J-STAGEで公開されていますので、興味のある方はぜひお読みください。


▼日本サンゴ礁学会誌 Vol.16 (2014) 若手特集セクション


目次

P1 緒言
若手の異分野連携と今後の展望 ―日本サンゴ礁学会若手の会設立を記念して―
樋口富彦・梅澤有・渡邉敦 編集  浪崎直子 企画

P3-27 総説
サンゴ礁生態系の物質循環におけるサンゴ粘液の役割 ―生物地球化学・生態学の視点から―
中嶋亮太・田中泰章

P29-45 総説
サンゴ礁における造礁サンゴからソフトコーラルへの群集シフトの可能性と生態系への影響
井上志保里・高橋麻美

P47-64 総説
造礁性サンゴ類のストレスと防御機能 ―生理・遺伝子・生態の視点から―
樋口富彦・湯山育子・中村 崇

P65-73 解説
「サンゴ礁学」の若手による異分野連携・地域連携
浪崎直子・鈴木利幸

P75-86 解説
サンゴ礁分野における教育活動の現状と課題に関するアンケート調査と今後の推進に向けての提案
仲栄真礁・浪崎直子・佐藤崇範・高橋志帆・森愛理・高橋麻美・石川恵・田村裕・棚谷灯子・内藤明

P87-94 展望
日本サンゴ礁学会若手の会設立と今後の展望
高橋麻美・浪崎直子・井上志保里




2015年2月2日月曜日

研究セミナー「サンゴ礁と物理」開催報告

研究紹介セミナー「サンゴ礁と物理」を東工大で開催しました(1月31日).
約15名の参加者がありました.
みなさまありがとうございました.

話題提供者:
中村さん(東工大)
サンゴポリプスケールからリーフスケールへのサンゴ礁生態系のボトムアップ型モデリング
中村さんからは,石垣白保リーフを舞台に波浪モデルと流動モデルをカップリングした流れ場の再現や,サンゴのポリプ内における有機・無機物・エネルギーの挙動をモデル化した研究の紹介をいただき,さらにはサンゴポリプモデルをリーフスケールまで拡大したらどうなるかというお話をいただきました.

ロリックさん(東工大)
Hydrodynamic and watershed modeling experiments for the Sekisei Lagoon domain
ロリックさんからは,石西礁湖における海流の解析によって分かってきた幼生分散の経路・ソース・シンクについて紹介があり,さらには台風の通過に伴うupwellingが石西礁湖の水温を低下させる事例,降雨による河川からの堆積物流入モデリングなどについて紹介をいただきました.

スペシャルゲスト橋岡さん(JAMSTEC)
「海洋生態系の温暖化応答予測研究の現状とサンゴ礁研究へのアプローチ」
JAMSTECの橋岡さんからは,温暖化をキーワードに全球スケールでの物理モデルと生態系モデルの融合における世界各国の取り込みの現状と課題やテクニカルな手法についてご紹介いただき,さらにサンゴ礁まで(ローカルに)ダウンスケールする場合の手法について提案がなされました.

どの話も大変に興味深いものでした.ディスカッションを通して,今後考えるべき課題なども上がってきました.開催後は懇親会で親睦を深めました.






2014年12月25日木曜日

「サンゴ礁と物理」〜第3回研究セミナーのご案内〜

2014年度第3回研究セミナーのご案内です.
1月31日に東工大で行われます.
テーマは「サンゴ礁と物理」
3名のサンゴ礁研究者に加えて,スペシャルゲストとしてJAMSTECの橋岡研究員にもお話を頂きます.
耳学問として新しい刺激を得て,情報を交換し,将来的な共同研究の可能性までを見据えます.
事前連絡不要・飛び入り参加歓迎ですフルってご参加ください!
若手の会のメンバーでなくてもどなたでもご参加いただけます.

………………………………………………………………………….
テーマ:サンゴ礁と物理
1月31日(土)13:00〜17:3
0
東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館3階 W311
(当日は土曜のためロック掛かっています.下の※も読んでください)

当日のプログラム(プログラム変更しました.1月15日
1人60分,イントロがっつり.


以下の講演は発表者の都合によりキャンセルになりました
水林啓子(創価大・学振DC2)
サンゴ礁海域における紫外線の透過率と有色溶存態有機物(CDOM)の光学特性
太陽光の中でも波長の短い紫外線は,サンゴの白化現象を誘発する1つの要因であるとされている.紫外線透過率とサンゴの関係,および紫外線を制御する有色溶存態有機物の光学特性の観点から,サンゴ礁生態系の光環境について紹介する.


13時〜14時
Lawrence Patrick C. Bernardo(東工大・博士課程)
Hydrodynamic and watershed modeling experiments for the Sekisei Lagoon domain
This talk will introduce the various hydrodynamic modeling configurations that have been set up to study processes related to water circulation around Sekisei Lagoon, such as larval dispersal and the effects of typhoon passages. This has been accompanied by the development of watershed models for the terrestrial areas in order to investigate possible links between coastal environmental problems and terrestrial loading. 

14時10分〜15時10分
中村隆志(東工大・講師)
サンゴポリプスケールからリーフスケールへのサンゴ礁生態系のボトムアップ型モデリング
サンゴのポリプスケールからリーフスケールで重要となる物理・化学・生理生態学的な素過程の解説と,それらを組み込んだポリプスケールのモデルから流動モデルとカップリングさせてリーフスケールに拡張したサンゴ礁生態系モデルについて紹介する.

15時20分〜16時30分
スペシャルゲスト
橋岡豪人(JAMSTEC・研究員)
「海洋生態系の温暖化応答予測研究の現状とサンゴ礁研究へのアプローチ」
現在の世界の気候モデルではどういった形で温暖化予測が行われ,サンゴ礁の温暖化応答あるいは酸性化応答の将来予測研究においてどのようなアプローチが可能かについて紹介する.

16時30分〜17時30分
(予備)

18時〜(少し早まるかも知れません)
会場近くで18時から懇親会があります.こちらもぜひご参加ください.懇親会では参加者によるフィードバック(一言コメント発表)やります.



※会場に入る歳の注意事項

西8号館は入るといきなり3階になりますのでご注意ください.当日は土曜のためロック掛かっていますので西8号館前に12時50分に集合お願いします.


東工大・大岡山キャンパスへのアクセス
http://www.titech.ac.jp/maps/index.html



本セミナーに関する問い会わせは下記までお願いします:
中嶋亮太
nakajimar@jamstec.go.jp 

2014年11月1日土曜日

研究セミナー「サンゴ礁と生物」開催報告(東京支部)

研究紹介セミナー「サンゴ礁と生物」を日大で開催しました.
約15名の参加者がありました(高校生も参加くださいました).
みなさまありがとうございました.




山本さん(東大)からサンゴ礁の海洋酸性化について,和田さん(日大)からサンゴの病気について,伊藤さん(早大)からサンゴ共在細菌について,これまでの研究のレビューと最新の成果をお話頂きました.


話のポイント
山本さんの話:サンゴ礁の海洋酸性化を語る上で礁湖の砂地の役割を無視しないで!
和田さん:サンゴの病気に関するレポートは多けれど病気を引き起こす要因については謎だらけ.病気の種類も多様性が高い.病原因子(細菌,真菌,繊毛虫,ウイルス等)を如何に料理するかが今後の課題.
伊藤さん:サンゴの生理生態を理解するにはサンゴ共在細菌の多様性と機能の解析が不可欠だ!これからのホットトピックな予感.

セミナー中は,学祭まっただ中で,セミナー中に花火がどかんどかん打ち上がっていました(笑).


次回は1月に「サンゴ礁と物理」のタイトルでセミナーを行います.
(予定では1月31日に東工大でやる予定です.詳細は追ってまたご連絡いたします) 

中嶋亮太

2014年10月17日金曜日

サンゴ若手の会セミナーのお知らせ(東京支部)

2014年度第2回セミナーのご案内です.

11月1日に日大(藤沢キャンパス)で行われます.
テーマはサンゴ礁と生物耳学問として新しい刺激を得て,情報を交換し,将来的な共同研究の可能性までを見据えます.
事前連絡不要・飛び入り参加歓迎です.フルってご参加ください!
………………………………………………………………………….
テーマ:サンゴ礁と生物
11月1日(土)15:00〜19:00
日本大学(藤沢キャンパス)生物資源科学部 本館NUホールB室

当日のプログラム

15時〜18時:研究紹介
1人60分(目安発表30分質疑30分),イントロがっつり.

15時〜
山本将史(東大・特任研究員)
海洋酸性化ストレスとサンゴ礁生態系についてのレビュー

16時〜
和田直久(日大・学振DC1)
サンゴの病気の現状

17時〜
伊藤通浩(早大・次席研究員)
サンゴ共生細菌群の網羅的解析

18時〜18時20分 活動紹介
佐藤隆行(NPOエバーラスティングネイチャー)
日本のウミガメと調査・保全活動(←発表者の都合でキャンセルとなりました)

19時〜
会場近くで19時から懇親会があります(*2).フルってご参加ください.懇親会では参加者によるフィードバック(一言コメント発表)やります.

*1
当日は,日大の学祭1日目のため多少の混雑あります.本館NUホールB室へは下記キャンパスマップご覧ください


当日連絡先:和田直久(日本大学)
携帯Mail: acropora_0308@i.softbank.jp
携帯:080−3443−0308

*2
懇親会
店名:遊宇(ゆう;居酒屋)
場所〒252-0813 神奈川県藤沢市亀井野1丁目10-12 2階
時間:19:00 〜 2時間

このセミナーに関するお問い合わせは,
東京幹事:中嶋亮太 nakajimar@jamstec.go.jp
までお願い致します.

2014年3月26日水曜日

若い世代がもつサンゴ礁への興味

イベント終了からだいぶ時間が経ちましたが、ご要望があったので座談会のときに参加者と若手研究者との間でどのようなやりとりがあったのかをご紹介したいと思います。
イベント初日には座談会の途中でサンゴ礁ウィークの関係者や新聞記者の方が視察に訪れていました。

座談会にはどんな人が参加したの?

今回は県内の中学生・高校生を中心に参加者の募集を行いました。ところが本番10日前くらいに3月1日は県立高校の卒業式ということが発覚!急遽、知り合いが働く予備校や学習塾にも声をかけました。結果的には、イベント2日間で高校生、高専生、予備校生から申込をいただき、1日目は5名、2日目は6名が参加しました。

一方の若手研究者の方は学部4年生、大学院生(修士、博士)、ポスドクが参加し、1日目は4名、2日目は5名の参加となっていました。

当初の予定よりも規模が小さくなってしまいましたが、会場の広さや時間を考えるとこれくらいで調度良かったかもしれません。
今回は2つのグループに分け、
45分×2回で途中メンバーの入れ替えを行いました。


どんなことを話したの?

今回は各グループでアイスブレイクを兼ねた自己紹介を行い、その際に参加者からサンゴ礁研究者への質問を発表してもらいました。ひと通り自己紹介が終わった後で若手研究者たちに質問に答えてもらいました。そして座談会後に若手研究者たちから参加者にどんなことを質問されて、どんな話題で盛り上がったのかをヒアリングを行いました。結果は以下のとおり。

<サンゴ礁の生き物や保全活動に関する質問>
  • ウミウシとはどんな生き物なのか
  • サンゴの産卵についてどんなことがわかっているのか
  • サンゴを増やすにはどうすればよいか
  • サンゴの移植は良いことなのか
  • サンゴ礁を保全する手段はどのようなものがあるのか
  • サンゴの白化現象の原因は何か
  • なぜ海は青いのか
  • 映画「デイ・アフター・トゥモロー」のような氷河期は来るのか
  • 「自然保護」に対するイメージ

<若手研究者についての質問>
  • なぜサンゴ礁や海の分野に興味を持ったのか
  • 好きな海、おすすめの海はどこか
  • 好きな海洋生物は何か
  • 留学に興味はあるか
  • 「研究」とはどんなことをするのか
  • 研究を行った先にどのような将来を考えているのか

<参加者についての質問>
  • 大学生になったらどんな新しいことを始めたいか
  • 沖縄の人はサンゴについてどれくらい知っているのか
  • 生き物やサンゴ移植についての情報はどこで入手したのか
  • 研究者ってどんなイメージか

全ての話題を拾えたわけではありませんが、だいたいこんな感じです。両日とも話題が途切れることなく盛り上がっていました。

サンゴ移植の是非については参加者の意見を聞きつつ、移植のリスクや効果について若手研究者たちが解説を行っていました。是非については個人の意見なのでどちらでも構いませんが、正しい知識をもとに自分の意見を持つことが大切だというアドバイスが出たようです。2日間ともこの話題が出てきたので、若い世代も広く興味を持っているようですね。

また、「研究とはどんなことをするのか」という質問に対しては、研究のプロセス(仮説→検証→考察)や自分が体験した苦労話、普段感じている研究のおもしろさなどへ話題が広がり、どちらのグループでも盛り上がっていました。研究者という生き物についても詳しくなれたかな?( ´∀`)bグッ!

座談会後はそのまま研究紹介の時間へ突入!じっくり説明してもらいました。

ちなみに若手研究者たちもお互いの研究紹介を聴いて議論していました。
イベント初日には社会科学分野の研究紹介があり、ちょっとした異分野交流にもなりました。

目的は達成された?!

今回の座談会の目的は大きく2つありました。
  1. 参加者のサンゴ礁分野に対する興味・関心を深める。
  2. 参加者にサンゴ礁研究者を身近に感じてもらい、将来を考える際のひとつのロールモデル(お手本、参考となる例)を示す
座談会で上がった話題や質疑応答の様子、座談会後の感想を聴いた感じでは、上記2つの目的はだいたい達成できたと思っています。

座談会のまとめでもお話しましたが、今回見聞きした話が理系進学やサンゴ礁研究への挑戦、疑問に思ったことを自分で調べるなど、参加者の新たな行動のきっかけになってくれれば幸いです。

中には海洋系の学部へ進学希望の参加者もいたので、いつか学会で会えるといいね♪なんてことを言いながら今回の座談会は幕を閉じましたとさ。


機会があればまたこのような交流の場を設けたいですね。沖縄県内の学校や予備校などでそういったご希望がありましたらお気軽にお問い合わせください。ぜひ!




2014年3月5日水曜日

サンゴ礁ウィーク2日目の様子(*´艸`*)

いやぁ、やはりこういう記事はその日の勢いで更新すべきですね。あの日は帰宅してすぐに夢の中へ・・・(;´∀`)ハハハ...

ということでサンゴ礁ウィークのイベント2日目の様子をご紹介!

イベントの様子が3/2の沖縄タイムス33面に小さく掲載されました。


2日目は僕たち以外にもサンゴ礁ウィーク関連のイベントがいくつかあったのでとてもにぎやかになりました。隣ではあーまんシアターさんが子供むけに海の生き物のぬいぐるみを使った演劇や染め物教室を開催しており、ご厚意により会場をつなげていただいてお互いに来場者を誘導するなどして協力しました。そのおかげもあり、多くの方にご来場頂きました。



 宮城小3年生の皆さん。ロブスターの着ぐるみをかなり気に入っていただけました。




前日は来場者の滞在時間が短かったので、会場レイアウトを変更してオススメ本コーナーを入り口から見やすい場所に移動したり、本を細長く配置して一度に沢山の人が手に取ることができるようにしました。イスも設置してゆっくり本を読むことも出来ます!その効果もあってか・・・・

たくさんの方に本を手にとってもらい、「ここで買えないの?!」というお問い合せを受けることも。絵本もあったので親子連れにも好評でしたね。

今回は沖縄県の水産課にて研究用に採捕したサンゴを展示できるよう特別に協議していただき、イベント当日に顕微鏡展示を行うことが出来ました。通常、沖縄県では特別な許可がない限りサンゴを採捕することはできませんのでご注意ください。

造礁サンゴ類の採捕等は禁止されています。/沖縄県

顕微鏡展示では、触手が動く様子や組織内に共生している褐虫藻の有無を観察してもらい、サンゴの生き物としての特徴をより理解していただくことが出来ました。

もちろん子どもたちも顕微鏡観察にチャレンジ!「なんか動いてるー」と興味を持っていただけました。

隣にあるサンゴ礁生物の生体展示と合わせて大盛況でした。スタッフも解説するのに大忙し。

そしてこの日もサンゴ礁座談会を実施。県内の高校からサイエンス部に所属する生徒さんが参加してくれました。前日に引き続きこちらもなかなかディープな話で盛り上がっていました。




座談会後は若手研究者によるポスターを使った研究紹介。こちらも前日に引き続き大盛況でした!



という感じで2日目も無事に終了いたしました。来場してくださった皆さま、座談会に参加した高校生、高専生、予備校生の皆さま、本当にありがとうございました。皆さまのサンゴ礁に対する興味・関心が少しでも深まり、サンゴ礁を知るための新しい行動につながれば幸いです。


サンゴ礁研究者の多くは、サンゴ礁を大切に思う気持ちとともに、「なんでだろう?」「どうしてだろう?」という強い好奇心をもって普段の研究に携わっています。

サンゴ礁保全のためにサンゴ礁についてより詳しく知ることは当然ながら重要なことです。ただ今回はそういった「サンゴ礁を知ることの大切さ」だけじゃなく、疑問に思ったときのワクワク感や疑問が解消されたときの好奇心が満たされる快感など、「サンゴ礁を知ることの楽しさ」についても来場者の方に感じて欲しいと考えていました。展示で得た情報や紹介した書籍をもとに、研究者に負けないくらい皆さまのサンゴ礁に対する好奇心が育まれることを願っております。


イベント自体は終わってしまいましたが、このブログを通じて今後もイベント情報などをお届けできればと考えています。引き続き、どうぞよろしくお願い致します!






2014年3月2日日曜日

ついにスタート!1日目の様子(*゚∀゚)キター

ついにおきなわサンゴ礁ウィーク2014が3月1日より始まりました!
そして僕たちのイベント「サンゴ礁がもっと知りしたくなる週末~研究者に会いに行こう!~」も1日目を無事に終えることが出来ました。

開始直後のややテンション高めの運営スタッフ。左から水山、佐藤、仲栄真。
きぐるみは今日のために海の自然史研究所の藤田さんから借りてきました。


しょっぱなから集合時間に遅刻したことは秘密にしておいて、どんな展示をやっているのかを簡単にご紹介したいと思います。興味を持っていただいたらぜひとも2日目(3/2)に足を運んでいただければと思います。

まず、入り口から入ってすぐにあるのがサンゴ礁の生き物コーナー。海の危険生物の液浸標本がずらりと並んでおります。こちらの標本もさきほどの着ぐるみと同様に藤田さんからお借りしました。オニヒトデとオニダルマオコゼの標本はなかなか迫力があります。

サンゴ礁の生き物コーナー続いてはアザミサンゴとスナギンチャクの顕微鏡展示です。顕微鏡で拡大してみるサンゴポリプはなかんかキュートですよ。スナギンチャクってなんだそれ、と思った方は顕微鏡近くに待機している水山くんをお呼びください。

サンゴ礁の生き物コーナーの最後は生きたまんまのサンゴ礁生物を展示しています。細かい説明書きはありませんので隣の図鑑を使って自分で調べてください。「これじゃね?」「いやでもこっちのほうが形と色が似てる気がする」「あーこれだこれだ」っていう感じで同定作業もなかなかおもしろいですよ♪


続いて進んでいくと壁一面に研究ポスターがずらり。若手研究者の研究紹介のコーナーです。今回は以下のタイトルが並びます。
  1. 獲得共生藻の違いによるサンゴ幼生の細胞死と高温耐性
  2. コユビミドリイシにおけるモノアミン代謝酵素遺伝子のクローニングと産卵期における発現パターン解析
  3. アザミサンゴ Galaxea fascicularis 色彩型における蛍光タンパク質の光防御機能の検証
  4. ヒラヤギ科(八放サンゴ亜綱・ウミトサカ目)における分子系統解析を用いた形態分類の再検討
  5. イワスナギンチャク Palythoa 属(刺胞動物門: 花虫綱: スナギンチャク目)における分子学的、形態学的および生態学的解析に基づいた種分類基準の比較
  6. マイクロサテライトDNA解析によるタカサゴ(グルクン)の遺伝的多様性と集団遺伝構造について
  7. 地域社会の人々とサンゴ礁とのつながり―自然環境をめぐる社会の「発見」―
残念ながら7番の発表は1日目のみ。そして2番は2日目のみとなっています。サンゴの産卵に関する研究なので皆さんも興味のある話なのではないでしょうか。あとは身近なお魚グルクンの研究(6番)もおすすめですよ!


15時からの研究紹介はこんな感じで盛り上がりました。恩納村のダイビングショップの方も来て下さり、発表後も何やら図鑑を見ながらトークが盛り上がっていましたね。研究紹介自体は16時で終了の予定でしたが、発表や質疑応答が白熱していたので30分延長してようやく終了となりました。

発表された若手研究者の皆さま、お疲れ様でした。


あ、そういえば研究紹介のときにテレビ取材が入っていました。
研究紹介の様子が近いうちにテレビに流れるかもしれません。楽しみですね。


そしてミスワリンが触れていたサンゴ礁座談会の様子もご紹介。

今日は参加者全員が予備校生でした。実は3/1は県内の高校は卒業式だったらしく、現役の高校生たちにとっては今日はタイミングが悪かったようです。明日は高校生も参加予定です。


 座談会では、参加者と若手研究者(今回は全員大学院生)が質問しあい、お互いにサンゴ礁分野に関連してどんなことに興味を持っているのかをお話しました。参加者全員が理系進学を志望していたこともあり、種分化の概念やサンゴ移植の是非、研究のプロセスについてなど、なかなかディープな話が繰り広げられていました。

もちろん、難しい話だけじゃなくて大学に入ったらどんなことにチャレンジしたいのかといったフランクな話題もでていたようです。

次はどんな話題で盛り上がるのか楽しみですね。



そして次は個人的にイチオシの展示、サンゴ礁のおすすめ本コーナーです。
今回は本の推薦者である日本サンゴ礁学会の学会員の皆さまや本を出してる出版社さまのご協力により、多くのサンプル本を展示することができました。絵本から小説、漫画、一般書、専門書といった幅広いジャンルがそろっています。ゆっくり座って読めるスペースもご用意したので休憩がてらにぜひお越しください。

そしてなんとしても手に入れてもらいたいのがオススメ本の情報をまとめたこちらの冊子です。推薦者のコメント、沖縄県内の図書館の所蔵情報についてもまとめられています。サンゴ礁関連の書籍情報がこれだけまとまったものは未だかつてないでしょう。


そしてその他の展示コーナー。

今回は調査に使う道具や大浦湾の自然について写真展示などで定期的に情報発信をしているダイビングチーム すなっくスナフキンさまより提供いただいた大浦湾のウミウシと造礁サンゴのポスターなどを展示しています。


こんな感じで朝から夕方まで展示や企画を実施していましたが、会場が一番奥過ぎて人が全然来ない・・・(;´∀`)


他にもいろんな展示会を開催していてそれに埋もれてしまってなかなか目立たなかったみたいです。。といっても、ちらほら来場者の方がいらっしゃいましたが、あまり長くは滞在していただけなかったので会場内にも問題がありそうですね。ということで、撤収時にレイアウトを改善して2日目に備えました。明日はエントランスホールでの集客も行いたいと思います。それらしいスタッフを見かけたらぜひお声がけください。


皆さまの「サンゴ礁」への興味・関心をさらに深められるような展示・企画を準備できたと思います。僕たちも楽しみながら展示をご用意したので、皆さまもぜひ遊びに来てください。
それでは会場にてお待ちしています(*゚∀゚)マッテルゾー