2016年12月20日火曜日

JCRS自由集会2016

日本サンゴ礁学会第19回大会において、若手の会主催による自由集会を行いました。


自由集会『若手によるサンゴ礁研究の武器自慢』
12月2日(金) てんぶす館 会議室1 18:30~20:30  21:00
オーガナイザー:山崎 敦子(北大・喜界研)、樋口 富彦(東大)
概要:若手研究者は研究歴が浅く、サンゴ礁研究にはどのような方法論があるのか知らないことも多い。
本自由集会では研究手法の情報交換を行い、個々の研究の発展や共同研究のきっかけに繋げる。
発表者は、これまで培ってきた個々の”研究の武器”を紹介する。
プログラム
趣旨説明
「サンゴ年輪カレンダー」
山崎 敦子(北大,喜界研)
「サンゴ礁生態系のモデリングと数値シミュレーション」
中村 隆志(東工大)
「ポリアミンー二酸化炭素を捕捉し石灰化を促進する生体物質ー」
安元 剛(北里大・海洋)
「自然科学者のための沿岸・海洋社会科学研究基礎論」
杉本 あおい(東大・農院) 
「造礁サンゴの環境ストレス応答を定量的に評価する」
樋口 富彦(東大・大海研)
ディスカッション、意見交換


会場の移動や他の自由集会と重なったため集客が心配されましたが、心配をよそに20名を超える参加を頂きました。
方法論をメインにとお願いした発表ですが、まだまだ知らない手法が色々あるのだと再確認する会となりました
予定していた時間もオーバーしましたが、共同研究のきっかけになりそうな議論も行うことができました。

若手の会2016年度幹事 樋口富彦

※その後の懇親会は、終電のない沖縄らしく、日付が替わった後も盛り上がっておりました。

2016年8月27日土曜日

琉附小 夏の学童保育企画報告


2016年8月4日に琉球大学附属小で夏の学童保育企画を実施いたしました.

この企画は夏休み期間中に琉大職員のお子さんをお預かりする学童保育での企画で,主催は琉球大学ジェンダー企画協働推進室となります.

こんにちはー!のようすです


今回はサンゴ礁の生き物を観察できる,3つのコーナーを用意いたしました🐠

☆タッチプール


触っても安全な磯の生き物を海から持ってきて,小さなタッチプールを作りました🐠
さすが小学生,どんどん触ります.
これはなにー?これは?と終始盛り上がっていました(^O^)


☆顕微鏡コーナー






ここでは実体顕微鏡と光学顕微鏡を用意しました.
実体顕微鏡では生きたサンゴを,光学顕微鏡ではサンゴの刺胞や褐虫藻を観察.

なんだこりゃー!と積極的に顕微鏡を覗き込み,たくさん質問してくれました(^O^)✨

ここで用意したサンゴは,琉球大学熱帯圏生物研究センター瀬底実験施設からお借りしたサンゴを使用しています。特別な許可がない限りサンゴの採捕は認められていませんのでご注意ください。




☆ゲスト:ハブクラゲ先輩


なんと今回はハブクラゲも登場Σ(・∀・)

子ども達も興味津々

話にはよく聞きますが,実際にこんなに近くで本物を見たことある方は少ないのではないでしょうか
サンゴもクラゲも同じ刺胞動物なんです!という話も盛り上がりました(^O^)

ですがご存知の通り,クラゲの中でもとても危険な生物です
子ども達が誤って手を触れないよう,スタッフで細心の注意を払いました.


最後はまたみんなで集合して,質問タイム

・サンゴと褐虫藻のような関係の生き物はほかにありますか?
・ハブクラゲに刺されたらどうすればいいですか?
・イヌがハブクラゲを食べたらどうなりますか?

自分から手を挙げて,積極的に質問してくれる子もたくさんいました

そしてなんと,手作りのプレゼントをいただいちゃいました(; ∀ ;)

照れる兄さん達

報告は以上です.

小学生の鋭い観察眼に感心するとともに,若手メンバーにとっても生き物の面白さを再確認する良い機会となりました
これからもこのような活動を続けていけたらなと思います.



琉球大学 池内





2016年7月4日月曜日

日本サンゴ礁学会若手の会 in Hawaii

2016年6月19日から24日まで1週間にわたり、ハワイコンベンションセンターにおいて国際サンゴ礁シンポジウムが開催されました。
https://sgmeet.com/icrs2016/

4年に1度のシンポジウム、日本からも多くの研究者が参加しました。

若手の会では、2016年度の両幹事が揃うこの機会を利用して、22日に若手の会 in Hawaiiを開催しました。

昼休みを利用した短い時間ではありましたが、顔を合わせて良い話し合いができました。
内容としては、いくつか確認事項と情報交換を行った後に、参加者の自己紹介で締めくくりました。
やはり顔を見て話せる機会は重要だと感じ、今後もこういった場を活用できるように努めていこうと思います。

2016年幹事 樋口富彦


☆2016年度第2回若手の会☆

場所:ハワイコンベンションセンター

参加者:12(+1)名

話題:
・日本学術会議若手アカデミーへの登録
・琉球大学における学童保育について
・2017年サンゴ礁ウィークに向けた予算要求について
・第19回日本サンゴ礁学会における自由集会について
・喜界島サンゴ礁キャンプについて
・支部制の廃止について
・その他


JCRSブース前での若手会の様子



2016年6月9日木曜日

2016年度第1回若手の会報告

2016年度第1回若手の会を東京大学大気海洋研究所にて行いました。

新年度1回目ということで、今年度の活動について色々と話し合い、ある程度方針を固めることができました。

議題は以下の通り。

H28年度 第1回日本サンゴ礁学会若手の会
2016
517() 16:0018:30
東京大学大気海洋研究所 5Fセミナー室

参加者 8名(うち1名はSkypeでの参加)

※自己紹介
※過去の若手会活動について
※28年度の活動方針について
※来期予算の要求について
※その他

※研究議論
・話題提供
杉本あおい(東大・農)、
「サンゴ礁における文理融合の学際連携研究を目指して―社会科学の視点から―」
樋口富彦(東大・大海研)
2015-2016年における世界規模のサンゴ白化について

文理の視点から研究の話をすることができ、分野に垣根のない若手会ならではの議論となりました。
盛り上がり過ぎて懇親会の予約時間を大幅にオーバーしてしまったのは次回への課題とします。

今年度も日本サンゴ礁学会若手の会をどうぞよろしくお願い致します。

2016年度幹事 樋口富彦


2016年4月24日日曜日

【サンゴ礁ウィーク2016】実施報告をサンゴ礁学会ニュースレターに掲載(^O^)



サンゴ礁ウィーク2016の続報です


先日のサンゴ礁学会2016についての実施報告が
サンゴ礁学会のニュースレターに掲載されています( ´ ▽ ` )

日本サンゴ礁学会ニュースレター69号公開 | 日本サンゴ礁学会公式サイト
かわいいクジラの表紙です(*^o^*)

”サンゴ礁学会ニュースレターは、サンゴ礁学会の通常会員・学生会員・名誉会員・海外会員および会友会員に、サンゴ礁学会の活動内容と、サンゴ礁について知っていただくために発行しているものです。”

以前まではサンゴ礁学会員しか閲覧できませんでしたが,
今年は試験的にどなたでも無料でDLすることができるそうです(^O^)

サンゴ礁ウィークの実施報告の他に,サンゴに関する最前線の研究内容やワークショップなどの情報もたくさん載っていますので,ぜひ覗いてみてください( ´ ▽ ` )ノ



2016年3月22日火曜日

サンゴ礁ウィーク2016の記事まとめ

サンゴ礁ウィーク2016では、日本サンゴ礁学会 若手の会主催で一般向けのイベントを実施し、無事に終了することができました。






今回ののイベント実施にあたり、複数回にわたって準備の様子や実行にあたった若手の会有志ら、イベント当日の様子を本ブログにて紹介してきました。

ということで、今回更新した記事を下記にまとめてみました。

▼ 沖縄のサンゴ礁研究最前線 ~安心してください、ボクたちがいます~(サンゴ礁ウィーク2016)

イベントの概要をまとめてあります。また、今回のイベントを企画・運営したメンバーや当日の研究紹介や交流会に参加してくれた協力者についても記事末尾に追記しました。



今回展示用のサンゴをお借りした瀬底実験所での様子。また、会場下見も同日に行いました。


▼ 【サンゴ礁ウィーク2016】今日はサン(3)ゴ(5)の日♪( ´▽`)

当日に会場で子どもたちに配布していたサンゴ礁の生き物名札の制作の様子。


【サンゴ礁ウィーク2016】特別企画「生き物の名付け親?」

最近スナギンチャクの新種を記載したばかりのメンバーが、生き物に名前がつくまでの流れを紹介した展示コーナーに使う写真撮影の際に失敗した写真をご紹介。楽しそうですね(*´∀`*)


【サンゴ礁ウィーク2016】とにかく明るいメンバーの紹介・磯歩き( ´ ▽ ` )ノ

運営メンバーを紹介しつつ、浦添にあるかーみーじーの海に展示用の生き物を採集しにいった時の様子もご紹介。このときの磯歩きはとても寒かったです・・・。



開始直後の更新!会場までの案内や会場内の様子をご紹介しています。



イベント1日目の様子をご紹介。


【サンゴ礁ウィーク2016】2日目のようす( ´ ▽ ` )ノ

イベント2日目の様子をご紹介。


▼今回のの企画・実施者
<実行委員>
〔琉球大学〕水山 克・仲栄真 礁・喜瀬 浩輝・大野 良和・河村 伊織・池内 絵里

<ポスター発表者>
〔琉球大学〕和泉 遼太郎・魚住 亮輔・大浦 一平・川端 潮音・櫛田 優花・久保村 俊己・國島 大河・堺 亮輔、〔沖縄高専〕小島 まり、〔OIST〕中島 祐一

<協力者>
〔琉球大学〕坂井 真矢・高岡 千早・矢作 卓也、〔OIST〕荒武 里衣・河合 恵里奈、
〔東京大学〕前田 歩、〔東京農工大学〕小島 香菜



以上となります。今回のイベントについては日本サンゴ礁学会ニュースレターにも実施報告記事が掲載される予定です。ニュースレターが発刊されたらそちらもぜひご覧ください。

改めまして、今回ご協力いただいた全ての方にお礼申し上げます。来年もどうぞお楽しみに!

2016年3月16日水曜日

【サンゴ礁ウィーク2016】2日目のようす( ´ ▽ ` )ノ


無事!2日目も終了いたしました( ´ ▽ ` )ノ

最後の更新?広報担当の池内ですϵ( 'Θ' )϶
少し遅くなってしまいましたが、、、
2日目も賑やかに、無事に終えることができましたのでご報告です。

少し展示もパワーアップ。
これ、個人のコレクションなんですよϵ( 'Θ' )϶すごい
来場者のご意見やご感想などを、付箋に書いていただきました
質問をしたら、若手研究者が返事してくれるシステムです
前日に引き続き、交流会も行いました

今回は付箋に書いてペタペタ貼っていきました

この日は魚類の若手研究者もϵ( 'Θ' )϶
この班は魚っぽい生物について議論してもらいました

盛り上がってます( ´ ▽ ` )ノ
なんか宇宙の真理まで見出したみたいですよ 笑
ワークの後は、若手研究者によるポスター発表です




どの方々も熱心に聞いていただきました
若手研究者同士でも盛り上がります
お子さま向けお土産コーナーです
美ら島財団から提供していただいたパンフレットや自作のプラ板をご用意いたしました♪( ´▽`)

好評でした( ´▽`)




嬉しいメッセージも( ´ ▽ ` )ノ
そして2日目はなんと、、、
えっ∧( 'Θ' )∧
えっ(///▽///)
なんと、NHKの方々とRBC「南の島のミスワリン」の方々が取材に来てくれました♪( ´▽`)

NHKの方は当日に放送済みです。
(ネットで視聴することができたのですが、もう消えてしましました( ;  ; ))

RBC「南の島のミスワリン」は、3月26日に放送予定だそうです。web版はこちら

若手の会のこのイベントを、たくさんの人に知ってもらえるなんて感動です( ;  ▽ ; )

来場者の方々にも、「サンゴやホシノスナが生きてるなんて初めて知った」「生き物っておもしろい!」
などの嬉しいコメントもいただき、沖縄の海やサンゴ礁への認知度の上昇に少しでも役に立てたかなと嬉しく思ってます。

成功に終わった今回のイベントですが、ここまで出来たのはたくさんの方々のご支援とご協力があってこそでした。
サポートしてくださった先生方、当日ご協力いただいた琉大生や若手研究者の皆さま、そして会場にお越しいただいた皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


片付けまでがサンゴ礁ウィーク。最後までありがとうございました。
差し入れもありがとうございます。美味しくいただきました♪

2016年3月13日日曜日

【サンゴ礁ウィーク2016】1日目のようす


無事、1日目おわりました♪( ´▽`)

沖縄のサンゴ礁研究最前線

~安心してください、ボクたちがいます~


交流会も含め、終始賑やかでいい感じの雰囲気でした♪( ´▽`)

昨日行けなかった方、、、

安心してください、本日もやりますよ

10:00〜17:00 沖縄県立博物館・美術館のこどもアトリエにてお待ちしています♪

以下、昨日の様子です
入り口の様子です
若手研究者が解説もさせていただきます
本物の生き物に大盛り上がり
有孔虫(星の砂)コーナーです
生きてる星の砂、見たことありますか?
私のお気に入り、ほんわか顕微鏡コーナーです
サンゴの体内に住む小さな生き物を観察できます
特別企画「生き物の名付け親?」です
標本もありますϵ( 'Θ' )϶
中高生対象の交流会です。司会は喜瀬氏
まずは自己紹介から♪
この謎の生物について議論しました。笑
なんだこれは、、、
たくさんの疑問を出すことができました
疑問を持つことが研究の第一歩なのですϵ( 'Θ' )϶
座談会の後は若手研究者のポスター発表です
今まさに研究していること、最前線の発表です♪
なんかいますね 笑
この生き物、知ってますか?詳細は会場にて♪ 
たくさん意見を交換しあうことができました
お子さま向けお土産コーナーも充実です
パンフレットは美ら島財団から提供していただきました!
英語版もございます

以上です( ´ ▽ ` )ノ
今日はどんなお話ができるでしょうか。わくわく

沖縄県立博物館・美術館、こどもアトリエにてお待ちしております♪