2014年7月3日木曜日

DRT EXPO OKINAWA 2014での展示・まとめ

先日の記事でもご紹介したとおり、先週末の3日間(6/20-22)、宜野湾市で開催された「DRT EXPO OKINAWA 2014」に「若手の会」のブース展示をして参りましたので、その様子を簡単にご報告したいと思います。

DRT EXPO OKINAWA 2014の展示に参加します! | 日本サンゴ礁学会 若手の会のブログ

もともと、このイベントへの参加は、月刊ダイバー(このイベントを共催)の方が、今年の3月1~2日に若手の会有志で企画・運営した「沖縄サンゴ礁ウィーク2014」のイベント、「サンゴ礁がもっと知りしたくなる週末~研究者に会いに行こう!~」の報告をみていただいたことがきっかけとなりました。ブログで発信した甲斐がありましたね(*´∀`*)

ということで、サンゴ礁ウィークの展示の簡略版的な展示内容としました。
具体的には、若手研究者の研究ポスター発表3点、「サンゴ礁のオススメ本リスト」の配布、そして月刊ダイバーの方が大学の先生から調達して下さった実体顕微鏡とプラヌラ幼生・稚サンゴ及び解説パネルのセットを展示。7名のスタッフが交代制で展示物等の解説を行いました。 

以下は当日の様子となっています。

ポスターもしっかり貼って、顕微鏡も念入りに調整!

ブースにやってきた子どもたちを笑顔(?)でお出迎え。

お父さんが顕微鏡を調整してくれることも。ちゃんと見れたかな?

子どもたちに質問攻めされる場面も。好奇心旺盛です!

解説をするのはバリバリ研究やってる大学院生たち!




以下、参加したスタッフの感想をまとめてみます。

やはり一番インパクトがあったのは、実物のプラヌラ幼生を見ていただいたことでした。
「見たい!」と思って下さる方が思いのほか多かったことは、実はスタッフの中で軽い驚きでした。来場者にダイバーが多かったこともあり、サンゴの「産卵」を見たことがある人の割合は高かったですが、あのサンゴの卵がその後どのようにして一人前のサンゴになっていくのか、実際に見て、知っている方はやはりごく少数のようでした。プラヌラが「動く」こと自体、かなり驚かれる方が多かったですし、小さい1ポリプの稚サンゴを見て、それが数十センチ~数メートルのサンゴへと成長していくことに、感慨を深くされている方も少なくありませんでした。

今回のブース展示で、来場者、他のブース出展者の方々へPRできたことは収穫だったと思います。「日本サンゴ礁学会 若手の会」が積極的に活動していることの認知度は上がっただろうと感じています。ただブースには「日本サンゴ礁学会 若手の会」と社名板をつけていたのですが、その説明をし忘れていたのが反省点ですね。

来場者のダイバー・非ダイバーの方々が、サンゴ礁の研究者にどのような知識・情報を望んでいるのか、もっと積極的に伺えたらよかったと個人的には思っています。ちなみにダイバーの方々はサンゴの産卵や「きれいな」サンゴ礁がどこにあるかなどの情報が求めているようでしたので、可能な範囲で双方向の情報交換をしていけたらと感じました。


今回のブース展示にあたっては、日本サンゴ礁学会若手の会のメンバー以外に、琉球大学観光産業科学部の学部学生の方2名にもご協力頂きました。

お二人とも最初こそサンゴの解説に自信がなさそうでしたが、時間が経つにつれ他のメンバー同様に慣れた様子で来場者の方々に対応しており、大変心強かったです。「観光」について学ぶ学生と自然科学分野の若手研究者が今後もっとコラボレートしていったら、また面白い展開がみられるのでは!と新たな期待もうまれた3日間でした。


最後に、このような機会を与えてくださった月刊ダイバー様と、顕微鏡、プラヌラ幼生、解説用ポスターを準備していただいたサンゴ礁分野の先生、そしてブースに訪れた皆さまに心よりお礼申し上げます。

次もまたどこかで!ではでは(^_^)/




Web担当・仲栄真