2014年8月30日土曜日

若手の会セミナー「サンゴ礁と化学」開催しました

東京支部セミナー,テーマ「サンゴ礁と化学」を東大で開催しました(2014年8月30日).

約20名の方にご参加いただきました.「安定同位体」をキーワードにサンゴ礁生態系の食物網を解き明かす,あるいは過去にさかのぼってグローバルスケールな物質の動きを把握する,という試みについて2名の研究者より興味深い発表があり,活発な質疑・議論がなされました.

中富伸幸(創価大)
分子レベル安定同位体比分析法(CSIA)の応用ーアミノ酸と脂肪酸を用いてー

山崎敦子(東大大気海洋研)
造礁サンゴ骨格の窒素同位体比指標:古海洋の栄養塩循環の理解に向けて


グループワークでは,科研費申請書の書き方について紹介がありました.
清家弘治(東大大気海洋研)・中嶋亮太(JAMSTEC)
研究費取得ノウハウの紹介(私はこうやって当てた)






セミナー後は懇親会で大いに盛り上がりました.


次回の東京支部セミナーは,テーマ「サンゴ礁と生物」で11月1日に日本大学(藤沢キャンパス)で開催予定です.



2014年8月9日土曜日

東京支部2014年度第1回セミナーのお知らせ

2014年度第1回セミナーのご案内です.
8月30日に東大で行われます.
3名の研究者より研究紹介があります.
テーマはサンゴ礁と化学
耳学問として新しい刺激を得て,情報を交換し,将来的な共同研究の可能性までを見据えます.

研究紹介の後,グループワークとして2名の研究者より研究費取得ノウハウの紹介があります.
事前連絡不要・飛び入り参加歓迎です!フルってご参加ください!

………………………………………………………………………….
テーマ:サンゴ礁と化学
8月30日(土)13時〜17時
東京大学理学部1号館7階739号室(*1下記読んでください)

当日のプログラム

13時〜16時:研究紹介
1人60分程度(発表30分質疑30分),イントロがっつり.

13時〜
山本将史(東大・特任研究員)
海洋酸性化ストレスとサンゴ礁生態系についてのレビュー

14時〜
中富伸幸(創価大・学振DC2)
分子レベル安定同位体比分析法(CSIA)の応用ーアミノ酸と脂肪酸を用いてー

15時〜
山崎敦子(東大大気海洋研・学振PD)(←ゲスト出演!)
造礁サンゴ骨格の窒素同位体比指標:古海洋の栄養塩循環の理解に向けて

16時〜17時:グループワーク
清家弘治(東大大気海洋研・助教)(←スペシャルゲスト!)
中嶋亮太(JAMSTEC・ポスドク研究員)
研究費取得ノウハウの紹介(私はこうやって当てた)

自分の書いた申請書を見てもらいたい方は質問会の後にアドバイスを受けることができます.

17時〜
会場近くで17時半から懇親会があります(*2下記読んでください)


(*1)
当日は,休日のため理学部1号館のドアが施錠されています.
12時50分に理学部1号館前のドトール側入り口前にご集合ください.
他の方が入るときに一緒に入ってもいいです.
誰も来そうにない場合や,13時以降にいらっしゃる方は,到着しましたら井上までお電話(090-7061-7776)お願い致します(カギを開けに行きます).

理学部1号館へのアクセスはこちら.http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/map/map02.html

(*2)
懇親会では参加者による一言コメント発表します!(参加者からのフィードバックです)
学会発表では聞けないような裏話の紹介などあります!
参加される方は,だいたいの人数把握のため山本 yamamoto-s-@eps.s.u-tokyo.ac.jp までご連絡ください.よろしくお願い致します.

このセミナーに関するお問い合わせは,
東京幹事:中嶋亮太 nakajimar@jamstec.go.jp
までお願い致します.
…………………………………..

2014年8月7日木曜日

サンゴが分泌する粘液の役割とは?

若手の会で東京幹事を担当されているJAMSTECの中嶋亮太博士が話し手を務める公開セミナーが8月16日にJAMSTECの横浜研究所にて開催されます。



PDFはこちらから。

また、横浜研究所へのアクセスは下記をご参照ください。



サンゴが分泌するとろ~りとした粘液。サンゴにとって重要な役割を担っているとされていますが、サンゴにとどまらず、サンゴ礁生態系全体にとっても重要な役割を果たしているようです。

詳しくは中嶋さんのセミナーにてお聴きいただければと思います。参加費無料・予約不要とのことなので、ぜひご参加ください。



Web担当・仲栄真

2014年8月1日金曜日

3rd APCRSに若手メンバーが参加

6月23日~27日に台湾の墾丁で開かれた第3回アジア太平洋サンゴ礁シンポジウム(3rd Asia-Pacific Coral Reefs Symposium, APCRS)に若手の会のメンバーが参加しました。



APCRSは、アジア・太平洋地域のサンゴ礁に関する科学的知見を集約することを目的に4年に1度開催されている国際シンポジウムです。このシンポジウムとは別にある、4年に1回開催される国際サンゴ礁シンポジウム(ICRS)の間に開催されています。第3回となる今回のシンポジウムは台湾の国立海洋生物博物館が主催となりました。

サンゴ礁研究と一言で表しても、実際には自然科学の分野にかぎらず、サンゴ礁地域の文化や社会、経済などを研究対象とした人文・社会科学の分野も含まれており、サンゴ礁に関わる幅広い研究が対象となっています。今回のシンポジウムでは、アジア圏のサンゴ礁研究者から口頭発表・ポスター発表合わせて350件以上の発表がありました。

Registration(参加登録)のブース。
台湾の学生たちがスタッフとして参加していました。

ポスター発表の様子。
国際シンポジウムなのでもちろん英語での発表となります。

発表の合間にあるCoffee Breakの様子。
休憩しつつも盛んにディスカッションが行われていました。

口頭発表とは別に、サンゴの病気(Coral Disease)に関するワークショップも開催されました。


会場にて若手の会メンバー+αと集合写真

ちなみに今回のAPCRSの参加者は、毎日ホテルのビュッフェをランチで利用したのですが、これが最高においしかったです。また、墾丁の夜市で味わうB級グルメもおすすめです。


次回は2018年にフィリピンのセブ島で開催されます。次回も多くの若手メンバーが参加することを期待したいと思います。




Web担当・仲栄真