2014年4月14日月曜日

日本サンゴ礁学会 若手の会 2013年度の活動報告

こんにちは、ブログ担当の仲栄真です。
新年度が始まって2週間が経ちました。ここで昨年度の若手の会の活動を簡単にまとめておきたいと思います。

日本サンゴ礁学会若手の会は、2012年11月に開かれた日本サンゴ礁学会第15回大会において設立集会を開き、正式に立ち上がりました。設立して1年目となる2013年度は、東京支部と沖縄支部の2つの支部の幹事が中心となり、勉強会や講演イベント、一般向けのアウトリーチ活動などを実施しました。

今回は2013年度の活動を振り返り、記録としてまとめました。学会誌への寄稿などもありますが、まだ公開されていないので発行され次第追記していきたいと思います。


<定例会>
各支部での定例会では、運営に関する相談や決定の他、参加メンバーによる研究紹介など勉強会も併せて実施しました。
  • 第1回沖縄支部定例会(2013年4月21日)
  • 第2回沖縄支部定例会(2013年5月18日)
  • 第3回沖縄支部定例会(2013年6月15日)
  • 第4回沖縄支部定例会(2013年8月31日)
  • 第1回東京支部定例会(2013年6月2日)

<イベント>
若手の会が主催となり、学会の懇親会企画やアウトリーチ活動などを実施しました。
  • 日本サンゴ礁学会第15回大会 懇親会企画「サンゴ礁の思い出スライドショー」(2012年11月24日)
  • 沖縄支部磯歩き@渡具知(2013年7月20日)
  • 若手の会沖縄支部プレゼンツ 「知」湧く海の談話会 その1 「魚の方名からみる自然認識 〜エスノ・サイエンスの視座から〜」(2013年10月5日 沖縄)
  • 日本サンゴ礁学会第16回大会 懇親会企画「サンゴ de ビンゴ」(2013年12月14日)
  • おきなわサンゴ礁ウィーク2014 「サンゴ礁がもっと知りたくなる週末~研究者に会いに行こう!~」(2014年3月1日・2日 沖縄)
  • 若手の会沖縄支部プレゼンツ 「知」湧く海の談話会 その2 「サンゴ礁との接点としての書籍・文学」(2014年3月9日)


2013年度を振り返って

多くの方のご協力があり、若手の会として最初の1年を終えることができました。振り返ってみると、サンゴ礁分野の学生が多く集まる沖縄支部の活動がとても活発でした。そんな沖縄支部の第1回定例会では、若手の会の活動内容についてアイディア出しを行っていました。内容は以下の通り。

<沖縄支部活動案>
・ポスドク講演会
・フィールド研修会
・サマースクール
・勉強会(メンバーの研究紹介、論文紹介)
・小中高への出前授業、野外授業

<若手の会活全体での活動案>
・Web上での情報発信(ブログ、Facebook、フォトギャラリー)
・新聞やHPでの連載
・東京支部と沖縄支部の交流会


第一回定例会の様子。各グループから出た意見を板書しながら活動案に着いて議論しました。

こうしてみてみると、沖縄支部で出たアイディアのいくつかは実現できていますね。当初出てきたアイディアとは若干実施形態が異なったりもしていますが、メンバー間の交流と一般向けの情報発信の両方を実現できたのは嬉しく思います。

また、異分野交流を念頭においた『「知」湧く海の談話会』シリーズでは、サンゴ礁学会の一般会員や学会員でない研究者、一般の方々にもご来場いただきました。このような異分野交流・連携を、今後も若手の会で推進していく予定です。

「知」湧く海の談話会その1の様子。
沖縄の海人が海をどのように認識しているのかを魚の方言名から探る研究についてお話していただきました。

「知」湧く海の談話会その2 の会場はジュンク堂那覇店。
サンゴ礁関係の書籍もいっしょに展示しました。

「知」湧く海の談話会その2 の様子。司会(左)と話題提供者(中央、右)のお二人。
司会は若手の会の佐藤が担当。話題提供者は琉大の中村崇先生(理学部)、山城新先生(法文学部)。

活動内容のアイディアを出すのは簡単ですが、それを実現するのはなかなか難しかったりします。振り返ってみると、試行錯誤しながらアイディアを実現する中で、たくさんの人との出会いや新しい知識・経験を得ることができました。それにより自分の視野が広がってサンゴ礁分野への興味が深まっていくのを実感しています(研究といっしょですね!)。今後はより多くのメンバーとこの経験を共有できればいいなと思っています。

昨年度は機会にも恵まれ、また、多くの方の協力を得ながら活動していくことができました。今年度はすでに最初の定例会の実施も決まり、昨年度以上に活発な活動が期待されます。まだまだスタートしたばかりの若手の会ということで、運営面などに課題もありますが、これからもサンゴ礁研究の発展と普及に貢献できればと思っています。今後とも、応援よろしくお願い致します。


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